歯周病治療

歯周病Q&A

歯磨きをしても口臭が改善しません。何が原因でしょうか?開く
歯周病が原因の可能性が高いです。
口臭のほとんどは口の中からきており、その中でも歯周病が原因の大半を占めています。特にひどい口臭であれば歯周病の可能性が高くなります。
歯周病の口臭は、歯周ポケットの内部に細菌が繁殖していたり、膿が溜まっていたりすることが原因で起こります。
ニオイの発生源の歯周ポケットの内部は歯ブラシでは届かないので、いくらは磨きをしても口臭が取れないのです。
歯科医院で歯周ポケットの内部まできれいにクリーニングをすることによって口臭は改善していくことでしょう。
歯周病は人からうつりますか?開く
うつると言われていますが、ケア次第で発症させないことも可能です。
歯周病は、歯周病菌が原因となっている感染症で、唾液を介して感染すると考えられています。主な感染源は身近な人、たとえば家族や夫婦、恋人などです。
ただし、過剰に恐れる必要はありません。
歯周病菌が口の中に入ってきても、必ずしも歯周病を発症するわけではないからです。
お口のケアを丁寧に行い、定期的にクリーニングを受けるなど、清潔を保つようにしていれば歯周病菌がはびこることもなく、発症を防ぐことが可能です。
歯周病は再発するものなのでしょうか?開く
再発しやすい病気なので、継続したケア、治療が必要です。
歯周病は治療によって改善できますが、生活習慣病の一種でもあるので、プラークの蓄積や免疫力低下、食生活や生活習慣の乱れなどにより再発が起こりやすいという特徴があります。
そのため、治療後も引き続き、念入りなセルフケア、定期的なクリーニング、健康的な食生活や生活習慣といったことを継続的に行っていく必要があります。
タバコは歯周病に悪いと聞きました。禁煙したほうがいいですか?開く
タバコは歯周病のリスクを高めますので、禁煙をおすすめします。
タバコに含まれるニコチンなどの化学物質は、歯茎の血行を悪くして免疫力を低下させ、歯周病にかかりやすくします。
また、血流が悪くなるので、歯周病の初期症状のサインとして現れるはずの歯茎の赤みや出血が起こりにくくなり、歯周病の発見が遅れてしまいます。
さらには、歯周病の治療をしても治療効果が現れにくくなることもわかっています。
このようなことから、タバコは歯周病を悪化させる重大な因子となるため、できるだけ早めの禁煙をおすすめします。
トータルヘルスプログラムを受けてみたいのですが、妊娠中でもできますか?開く
はい、妊娠されている方でも問題なく受けられます。
歯周病の根本治療、 トータルヘルスプログラムでは、歯と歯茎に優しいクリーニングを行うとともに、患者様のお口の中の歯周病菌の状態を調べ、その原因菌に効果の高いお薬を処方し、原因菌を根本から除菌していきます。
ただし歯周病菌の数が少ない場合や、妊娠中の方などお薬が使えない場合、お薬をなるべく使用したくないという方には飲み薬を処方しないこともあります。
この場合には、殺菌効果の高い洗浄液で歯周ポケット内を洗浄するなどして、可能な限り除菌を試みます。
妊娠中は歯周病のリスクも大きく高まるため、トータルヘルスプログラムで口内環境を根本から改善しておくことは、歯周病菌によってリスクが高まる早産や低体重時出産を防ぐことにもつながりますので、ぜひともおすすめです。
トータルヘルスプログラムはどうして自費診療なのですか?開く
保険治療では治療内容が限られているためです。
保険治療では治療の方法にさまざまな制限があり、歯周病の治療としては歯石やプラークを大まかに取り除くことまでしか認められておらず、原因菌を除菌するところまではできません。
トータルヘルスプログラムは歯周病の根本的な治療を目的としており、一回一回じっくりと時間をかけて徹底的に歯の周囲や歯周ポケット内を清掃、除菌していきます。
治療の内容や回数の制限が多い保険診療では、このような治療はできず、結果として効果の高い治療を行うことができません。
保険適用外とはなりますが、当院では本当に効果の高い歯周病治療をご提供するためにトータルヘルスプログラムの選択肢をご用意しています。
トータルヘルスプログラムは痛くないですか?開く
トータルヘルスプログラムは、痛みを抑えた治療です。
トータルヘルスプログラムでは、歯の周囲や歯周ポケット内についた汚れを、微粒子パウダーを吹き付けることによって取り除くので、歯や歯茎を傷つけません。
また、薬によって歯周病の炎症を取り除いてから治療を行いますので、そういった意味でも痛みを感じにくくなります。
通常の歯周病治療では歯茎を切る手術が必要になる場合でも、トータルヘルスプログラムでは原因菌を除菌する方法で対処が可能なので、手術を避けられます。
そのため、痛みが苦手な方にもおすすめです。