歯周病治療

精密な検査で歯周病の原因を追求

医療社団法人 池田会 理事長 池田寛
歯周病を根本的に治療していくためには、まずは歯周病の現状と原因を知るために徹底した検査が必要になります。そのため、当院独自の歯周病治療プログラムでは、保険治療では使用できないような精密な機械も用いながら、あらゆる検査を1時間程度かけてじっくりと行なって行きます。

精密検査で行う内容

歯周病治療プログラムを行うにあたり、よりお一人おひとりの状況にあったオーダーメイドの治療をご提供できるよう、以下の検査を行っております。
一連の検査を行うことで、歯周病の状況を多角的に、詳細に見ることが可能になり、より効果的に原因を解決しやすくなります。
歯周ポケット検査
歯周ポケット検査
歯周ポケットとは、歯茎の病的な溝の深さのことで、これが深いほど歯周病が進行していることを表します。歯周ポケット検査では、1本1本の歯の歯周ポケットの深さを細かく測定し、出血の有無を確認することで、歯周病の進行度、炎症の度合いを見ていきます。
口腔内写真撮影
口腔内写真撮影
治療前の歯茎の状態の精査、そして治療後と状態の変化を比較するために、お口の中の写真撮影を行います。
X線検査
X線検査
歯周病が進行するにつれ、歯を支える歯槽骨が破壊され、位置が下がっていきます。
X線診査では、レントゲン写真撮影と、立体的に骨の状態を確認するためのCTスキャンを行い、歯周病の進行の程度を正確に把握していきます。
口臭検査
口臭検査
オーラルクロマという機器で、お口の中の主要な口臭成分(硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド)のガス濃度を測定し、具体的な数値で見ることで、口臭の原因を突き止めます。
どのガスが多く検出されるかを数値で確認することで臭いの原因を特定し、臭いの発生源にアプローチして、口臭を改善していくことができます。
唾液検査
唾液検査
唾液の分泌量や質、酸性度、細菌の数などを調べることで、病気のリスクを把握し、治療・予防につなげていきます。
位相差顕微鏡検査
位相差顕微鏡検査
位相差顕微鏡とは、生きた細菌をリアルタイムに観察できる特殊な顕微鏡のことです。
歯に付着している歯垢を少量採取し、その中に生息している細菌の種類や数、活動性を調べます。動画と静止画の撮影が可能で、治療前と治療後で細菌の状態を比較し、確認することができます。