歯科コラム

歯が痛いのは歯磨きが原因!?一生懸命歯磨きする人が陥りやすい罠とは

「歯を一生懸命磨いているのに、歯が痛い」、という方はいませんか?歯の健康に気をつけている人は、ついつい歯磨きをやりすぎてしまい、それによって歯が痛くなっているというケースは実は少なくありません。

その場合の多くは、歯磨きの仕方が間違っていることが原因になっています。
今回は、歯に痛みを起こしやすい間違った歯磨きとはどのようなものか、について見ていきましょう。

歯にダメージを与える間違った磨き方

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歯ブラシは歯よりやわらかいとは言え、毎日間違った磨き方をしていると、確実に歯や歯茎にダメージを与えてしまいます。例えば、次のような磨き方をしている人は要注意です。

◆力を入れて磨いている

こびりついた垢や汚れを落とすように、歯もゴシゴシ磨いたほうがよく汚れが落ちると思われがちですが、実は歯の表面についた汚れをとるのに力は必要ありません。力を入れて磨くと、歯はだんだんと削れ、歯茎にも傷がついてしまいます。

◆硬い歯ブラシを使っている

硬めの歯ブラシはよく磨けるような気がするかもしれませんが、やわらかめを使っても汚れを落とす効果は変わりません。硬めの歯ブラシは、それだけ歯や歯茎に傷をつけてしまいますので、毎日それが繰り返されると、確実にダメージは大きくなっていきます。

◆磨きすぎ

食べたらすぐ磨いたほうがいいと思って、食べるたびに1日に何度も磨く人がいますが、これもよくありません。歯磨きは、きちんと磨けていれば1日に1回でも問題ありません。たくさん磨くほど、それだけ歯と歯茎にダメージが加わりますので気をつけましょう。また、10分以上磨くという人もいますが、これも磨き過ぎです。

間違った磨き方によって起こる悪影響

■歯が長く見える

歯磨きによって歯茎にダメージが加わると、歯茎が下がり、歯がだんだんと長く見えるようになります。

■知覚過敏

歯茎が下がることによって歯根が露出すると、冷たいものがしみやすくなります。また、歯根部分は歯がやわらかいため、強く磨くことによって削れてしまい、より一層知覚過敏を強く感じるようになります。

■歯根面の虫歯

歯根の表面には、エナメル質がなく、虫歯に対する抵抗性が弱いため、虫歯ができやすくなります。

ブラッシング指導で正しい磨き方を身につけましょう

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歯の健康を守るための歯磨きが歯を傷めてしまっては意味がありません。ですが、実際、歯磨きが正しい方法でできている人というのは、それほど多くありません。

歯を傷めず、健康な歯を保てる磨き方ができるようになるためには、歯科医院でブラッシング指導を受けてみるのがおすすめです。ブラッシング指導では、それぞれの方のお口の状況にあった歯磨き方法を教えてもらえるので、グンと効率よく、かつ歯に優しい磨き方ができるようになります。

虫歯がないのに歯の痛みを感じやすい、という方はぜひ一度ブラッシング指導を受けてみられてはいかがでしょうか。

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