ザイゴマインプラント
骨がなくてもインプラントで歯が固定できる技術
歯を失った場合の治療法として人気の高いインプラント治療。
とはいえ、インプラントを埋めるための骨が足りずに治療が不可能と判断されることも少なくありません。
近年では、一昔前だと「骨が不足していて無理」だとされていたケースでも、インプラントを行える技術が開発され、多くの方にとってインプラント治療が可能になってきています。
その中の一つの治療法が「ザイゴマインプラント」です。ザイゴマインプラントは、特に骨が減りやすい上あごの骨にインプラントができない場合に、頬骨にインプラントを埋め込んで歯を固定することができる治療法です。
とはいえ、インプラントを埋めるための骨が足りずに治療が不可能と判断されることも少なくありません。
近年では、一昔前だと「骨が不足していて無理」だとされていたケースでも、インプラントを行える技術が開発され、多くの方にとってインプラント治療が可能になってきています。
その中の一つの治療法が「ザイゴマインプラント」です。ザイゴマインプラントは、特に骨が減りやすい上あごの骨にインプラントができない場合に、頬骨にインプラントを埋め込んで歯を固定することができる治療法です。
ザイゴマインプラントとは
このような方におすすめ
- 重度の歯周病で上あごの骨が極端に少なくなってしまった方
- 合わない入れ歯を使い続けて上あごの骨が大幅に痩せてしまった方
- 上あごの骨が少なすぎてオールオン4での治療が難しい方
- 口腔がんや事故などが原因で、顎の骨を大きく切除された方
- 生まれつき上あごの骨が欠損している方(顎裂、口蓋裂)
具体的にどんな治療?普通のインプラントとの違い
ザイゴマインプラントでは、上あごの骨にインプラントができない場合に、頬骨に通常よりも長いインプラントを深く埋め込み、その上に人工歯を固定させます。
インプラントの本数はオールオン4と同様の4〜6本で、その上に12〜14本分の連結した人工歯をしっかりと固定します。
「頬骨にインプラント」というと、驚く方も多いですが、頬骨は非常に硬く、吸収が起こりにくいので、インプラントを固定するのにとても優れている場所でもあります。
このように、ザイゴマインプラントは、あごの骨が極端になくなってしまった場合でも、インプラントの可能性を広げてくれる素晴らしい技術です。
ですが、「頬骨」という特殊な場所に埋めるため、通常のインプラントに比べて手術の難易度が非常に高く、治療が受けられる歯科医院というのは非常に限られています。
インプラントの本数はオールオン4と同様の4〜6本で、その上に12〜14本分の連結した人工歯をしっかりと固定します。
「頬骨にインプラント」というと、驚く方も多いですが、頬骨は非常に硬く、吸収が起こりにくいので、インプラントを固定するのにとても優れている場所でもあります。
このように、ザイゴマインプラントは、あごの骨が極端になくなってしまった場合でも、インプラントの可能性を広げてくれる素晴らしい技術です。
ですが、「頬骨」という特殊な場所に埋めるため、通常のインプラントに比べて手術の難易度が非常に高く、治療が受けられる歯科医院というのは非常に限られています。
ザイゴマインプラントの特徴・メリット
ザイゴマインプラントは、頬骨にインプラントを埋める治療法なので、上あごのみに適用されるインプラント治療です。
上あごの骨は、やわらかくて吸収が起こりやすく、減りやすいという難点がありますが、頬骨はあごの骨とは違って骨吸収を起こしにくく、非常に硬いという特徴があるため、インプラントをしっかりと固定できます。
上あごの骨は、やわらかくて吸収が起こりやすく、減りやすいという難点がありますが、頬骨はあごの骨とは違って骨吸収を起こしにくく、非常に硬いという特徴があるため、インプラントをしっかりと固定できます。
通常のインプラント治療では、骨が足りない場合には、骨造成手術をして骨を増やしてからインプラントを行う必要があります。
ザイゴマインプラントの場合、頬骨に埋め込みますので、あごの骨に骨造成手術を行う必要はありませんので、余分な手術が要らず、手術回数や治療期間を短くすることができます。
ザイゴマインプラントの場合、頬骨に埋め込みますので、あごの骨に骨造成手術を行う必要はありませんので、余分な手術が要らず、手術回数や治療期間を短くすることができます。
ザイゴマインプラントは、長いインプラントを骨の深部まで入れるため、埋めた後にしっかりと固定されます。そのため、インプラントを埋めた当日に、固定式の仮歯を入れることも可能です。
ただし、お口の状態、インプラントと骨との結合の状態によってはすぐに仮歯を入れずに待機することもあります。
ただし、お口の状態、インプラントと骨との結合の状態によってはすぐに仮歯を入れずに待機することもあります。
ザイゴマインプラントの注意点・デメリット
頬骨にインプラントを埋め込む必要があるので、手術時間が通常のインプラント手術と比べて長くかかります。
特殊で高度な治療技術、特殊な設備が必要となるため、どこの歯科医院でもやっているわけではなく、治療を受けられる歯科医院が非常に限られています。
ザイゴマインプラントは、通常よりも長い特殊なインプラントを使用するのに加え、非常に専門的な技術を必要としますので、治療費が普通のインプラントよりも高額になります。
インプラント治療を断られた方もあきらめず、ご相談ください
インプラントが断られる理由の多くが、「骨の不足」です。ですが、現在では、骨を増やす技術も進歩し、オールオン4やザイゴマインプラントといった骨を増やさずにインプラントができる治療法も確立されています。
頬骨にしっかりと人工歯を固定できるザイゴマインプラントは、早ければ手術したその日からお食事をとっていただくことも可能です。
総入れ歯が合わずにお困りの方、あごの骨が少なくてインプラントを断念されていた方でも、ザイゴマインプラントなら治療が可能になる可能性がありますので、ぜひ一度当院までご相談ください。
頬骨にしっかりと人工歯を固定できるザイゴマインプラントは、早ければ手術したその日からお食事をとっていただくことも可能です。
総入れ歯が合わずにお困りの方、あごの骨が少なくてインプラントを断念されていた方でも、ザイゴマインプラントなら治療が可能になる可能性がありますので、ぜひ一度当院までご相談ください。
プテリゴイドインプラント
上顎骨の後方、蝶形骨の翼状突起板に埋入するインプラント
上あごにインプラントをするのに十分な骨量がない場合、通常行われる上顎骨の代わりに蝶形骨の翼状突起板にインプラントを埋め込むプテリゴイドインプラントという方法があります。
蝶形骨は上顎骨の後方にある密度の高い骨で、この部分にインプラントを埋め込むことで上の顎にしっかりと人工歯を立て、見た目と噛む機能の回復をすることができます。
蝶形骨は上顎骨の後方にある密度の高い骨で、この部分にインプラントを埋め込むことで上の顎にしっかりと人工歯を立て、見た目と噛む機能の回復をすることができます。
これまで、上顎の骨が十分になく、インプラントをあきらめざるを得なかった方でも、上顎骨以外の骨を利用する方法なら、インプラント治療が可能になります。
なお、この方法では骨の移植を避けることができるので、お体への負担を減らせるとともに、治療期間も短くできます。
なお、この方法では骨の移植を避けることができるので、お体への負担を減らせるとともに、治療期間も短くできます。
プテリゴイドインプラントのメリット
- 上あごの骨が十分になくてもできる
- 骨移植を必要とせず、体への負担が少ない
- 治療期間の長期化を避けられる
- 手術によるダメージが他の方法(ザイゴマインプラント、骨造成手術)に比べて少ない
- 手術当日から噛むことも可能
- より奥の部分に歯が入れられるのでしっかりと噛める
- 自然な使い心地が得られる
プテリゴイドインプラントのデメリット
- 高度で特殊な技術が必要なため、施術可能な歯科医院が少ない
- 通常のインプラントと同様、術後の腫れ、痛み、出血が起こる
- 通常のインプラントと同様、手術に伴うリスク(神経、血管の損傷、副鼻腔炎など)がある
- 通常のインプラントと同様、インプラント周囲炎のリスクがある
プテリゴイドインプラントとザイゴマインプラントの比較
プテリゴイドインプラント、ザイゴマインプラントともに、上顎骨がインプラントするのに十分でない場合に行われるインプラント治療法ですが、それぞれの違いをまとめると次のようになります。