ウイルス対策に口腔ケアと鼻呼吸が効果的！？

研究結果で証明！インフルエンザ予防に口腔ケアが効果的

毎年流行するインフルエンザ。
実はこの予防として丁寧な口腔ケアが重要であることが研究結果により明らかになっています。

インフルエンザなどのウイルスは、鼻や口から喉の粘膜に付着し、酵素を出して粘膜の細胞膜をこじ開けて細胞内に入りこみ、増殖して感染状態を引き起こします。

そしてこの時、歯周病菌などの細菌がウイルスを細胞内に入りやすくする酵素を出すと言われています。これはつまり、口の中が不衛生で細菌の数が多いと、ウイルスを体内に感染させやすくするということであり、口の中を清潔に保って細菌を少なくしておけばウイルスの感染リスクを下げられるということです。

鼻呼吸もウイルス感染予防に効果的

本来人間は鼻で呼吸をするのが正常な状態ですが、何らかの理由で口呼吸になってしまうと、ウイルス感染のリスクが高まります。

呼吸を鼻でするか口でするかにより、健康状態にも大きな差が出てきます。
鼻で呼吸する場合、途中に鼻毛や粘液があることで異物を奥に入れない、もしくは無害化させる機構が備わっていますし、冷たい空気を吸い込んでも鼻腔を通る間に温められ、加湿されることによりウイルスが生き残りにくい環境になります。
一方、口で呼吸する場合、このような防御機能がなく、喉に直接空気が行ってしまいますので、ウイルスが容易に体内に侵入しやすくなります。

毎日の丁寧な歯磨き、鼻呼吸、定期クリーニングを心がけましょう

以上ご紹介したように、ご自身の取り組み方によっても感染リスクを減らすことが可能で、すぐに実践していくことができます。

まずは毎日の丁寧な歯磨きを心がけ、定期的に歯科でもプロによる細かい部分のクリーニングを受けて細菌が増えすぎないようにしておきましょう。

また、口呼吸をしている人は鼻呼吸にすることを意識しておこなうことで徐々に鼻呼吸の癖がついていきますので、ぜひ実践してみてください。

マスクをしているとついつい口呼吸になりがちです。マスクをしていると感染を防げると思われがちですが、口で呼吸をしていればやはり喉にウイルスが入りこみやすくなりますので、マスクをしていても鼻呼吸をすることを心がけてみてください。